1月10日の朝。窓の外はまだ真っ暗な、午前6時のことでした。
静まり返った部屋の中で、私はいつものように温かい飲み物を片手にYouTubeを眺めていました。ふと目に留まったのは、「Geminiのプロンプトで新年のキャリア占いをする」という一本の動画。ほんの軽い気持ちで、おみくじでも引くような感覚で試してみたのです。しかし、そこでAIが提示したインサイトは、単なる「占い」の域を完全に超えていました。
運命の歯車が回り始めた、冬の朝6時
「人生100年時代、40代半ばの自分は、将来に向けてどう準備すべきか」
誰にも言えなかった切実な問い。それに対するAIの回答はあまりに深く、まるで私の人生そのものを俯瞰しているかのようでした。私の心を強く揺さぶる言葉の数々。画面を見つめながら、同時にある強い思いが胸の奥から湧き上がってきたのです。
「これを、自分だけの体験で終わらせたくない。もっと多くの人が、この深いインサイトに触れられる『場所』を作れないだろうか?」
その時、以前どこかで耳にした 「アイデアは5分以内に行動を始めないと消えてしまう」 という言葉が頭をよぎりました。布団の中でぬくぬくと考えている場合じゃない。私は迷わず、PCを開きGeminiの画面に向かいました。
サービスを作るといっても、私がこの5分間で行った最初のアクションは、プログラミングのコードを書くことでも、難しい開発の相談でもありません。それは「AIへの指示(プロンプト)の定着化」でした。
私: 「この占いプロンプトを、Gems(Geminiのカスタマイズ版)で繰り返し使えるように設定して」
するとGeminiは、即座にこちらの意図を汲み取り、見事な構成をまとめ上げてこう返してきました。
Gemini: 「承知いたしました。このプロンプトの構造を整理し、Gemの『指示(Instructions)』として最適化します。これでいつでも、あなたの意図に沿ったキャリア診断ができるようになりますよ。さあ、設定してみましょう。」
背中を押されたような気がしました。これが、AIと共に走り抜けることになる1ヶ月の、すべての歯車が動き出した瞬間だったのです。
🍳 【今日のAI開発レシピ】 技術難易度: ⭐☆☆☆☆(IT知識ゼロでも今すぐできます!)
今回は「プログラミング」ではなく、AIに あなたがやってほしい役割を覚えさせる という魔法を使いました。
1. Gems(ジェム)とは?
毎回ゼロから「あなたは優秀な占い師です。こういう手順で…」と長い指示を入力するのは大変ですよね。Gemsは、その「前提条件」や「性格」をあらかじめ記憶させておける、自分専用のカスタムAIを作る機能です。(※Gemini Advancedなどで利用可能) 例えるなら、毎回仕事のやり方を一から教えなければならない新人ではなく、すでにあなたの好みのやり方を完璧に理解している「専属のベテラン秘書」を雇うような感覚です。
2. どうやったの?
今回は自分で難しい設定を書くのではなく、 「AI自身に、AI用の設定書(指示書)を書かせる」 という方法をとりました。 素晴らしい回答が出たチャットの続きで、そのまま「今のやり取りをベースに、いつでも同じ占いができるようにGem用の設定文章を作って」とお願いしただけです。AIが自ら、AIへの最適な指示の出し方を考えて整理してくれました。
3. 読者の皆様へ
もしChatGPTやGeminiを使っていて「おっ、今の回答すごく良かったな」と思ったら、その画面を閉じる前に「今の設定を保存用の文章にして」と頼んでみてください。ただの「便利な道具」が、あなただけの専属アシスタントに進化する第一歩です。ぜひ今日、試してみてくださいね。
【次回予告:動き出した歯車と、魔法の代償】 アイデアから5分で「自分専用の占いAI」を完成させた私。しかし、AIとの対話はここから信じられないスピードで加速していきます。「サーバー?ドメイン?何それ?」という状態から、なんと24時間以内に世の中にサービスが公開されることに。 しかし、魔法のように自動化された開発の裏には、恐ろしい罠が潜んでいました。
「ボタンの色を少し変えただけなのに……」
後になって知る、お金が垂れ流しになる恐怖とは? 次回、【第2話】怒涛の24時間と魔法のツールの罠。お楽しみに!
YouTubeの「生の声」で学ぶ 📺
動画のURLを入力するだけ。
生のコメントやスラングをAIが解説します。
学んだことを、すぐに実践 ✍️
「自分」を主語にした日記を書いてみませんか?
AIチューターが自然な表現に添削します。
